
Vol.1 |
お酒飲みに警告!!
高木 敏(消化器内科) |
日本人では、少量のお酒で必ず顔の赤くなる人が約半数います。
いまこの人を赤組とし、赤くならない人を白組としましょう。
赤組の人たちは,、生まれつきアルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドをうまく酸化することができない人です。
この人が酒を飲むと血液中のアセトアルデヒドの濃度は白組の人の1 0倍以上に上昇します。
アセトアルデヒドは顔を赤くするだけでなく、動悸、吐き気、頭痛、めまいなどの不快な症状をもたらします。そのためにあまり酒を飲めません。
しかし、なかには練習すればかなり飲める様な人もいます。
いま、酒をふだん飲んでいる人の中で食道がんなった人の赤組の割合を調べると76%と高頻度でした。
つまり白組の人が食道がんになる確率を1とすると赤組はなんと12倍のりスクになります。
わたしはいま顔が赤くならないから心配ないと言っている方も問題です。
なぜなら、長く飲んでいると赤組の人でも顔が赤くならなくなるからです。
赤組の人はもともと体質的に酒が合わないのですからほどほどにしましょう。
また、この情報を知らないでゆでダコみたいに飲む人を見たら耳元に言ってそっと 「食道がんになりますよ」と教えてあげましょう。
<参考文献>アルコール臨床研究のフロントライン(編者 樋口進).厚健出版.東京. 1996
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