尿蛋白
腎臓や尿路の異常を探る |
正常値
定性検査で陰性(−)
定量検査で、一日100r以下 |
腎臓や尿路系の機能が正常のときには、尿に蛋白が出ることはなく、あってもごく微量で、検査で
陽性になることはありません。このため、尿に蛋白が出たときは、腎臓や尿路系の異常が考えら
れます。たとえば、急性腎炎やネフローゼなどでは、腎臓の糸球体が障害され蛋白質が尿に流れ
出し、高蛋白尿となります。
腎臓などに異常がなくても、長時間の立ち仕事や運動の後では、尿に蛋白が出ることもあります。 |
尿糖
糖尿病や腎臓の異常の疑い |
正常値
定性検査で陰性(−)
定量検査で、一日200r以下 |
血液中のブドウ糖は、全身の細胞や組織のエネルギー源となるものですが、蛋白質と同様に正常
なときは尿に出ることはなく、出てもごく微量です。尿に多量の糖が出るときは、血液中の糖濃度が
高すぎて腎臓で再吸収しきれずに排泄されているか、または腎臓に何らかの障害があって尿に糖
が漏れてきていると考えられます。
前者は糖尿病、後者は腎性糖尿のときに現れる現象です。いずれにしろ尿糖が出るときは、血糖
検査などを行って原因を確かめる必要があります。尿糖検査は、糖尿病を発見するための第一次
的な検査です。 |
尿ウロビリノーゲン
肝臓や胆道の異常をチェック |
正常値
弱陽性(±)
強陽性や陰性のときは異常値 |
赤血球が壊されるとき、その成分であるヘモグロビンはビリルビンという胆汁色素に変えられ、肝臓
から胆汁に排出されます。そして腸に出て腸内細菌に分解されて、ウロビリノーゲンに変わります。
ウロビリノーゲンの大部分は便に混じって排泄されますが、一部は腸で吸収されて血液に入り、
肝臓で再利用されます。この課程で尿からも一部排泄されます。
肝臓や胆道などに異常があると、尿ウロビリノーゲンが増えたり、逆に減ったりします。 |
尿潜血反応
(腎臓、尿管、膀胱などの異常をチェック) |
正常値
陰性(−) |
| 腎臓や尿管、膀胱などに異常があると、尿に赤血球が混じってくることがありますが、目で見ただ
けでは分かりません。これを調べるのが尿潜血反応検査です。赤血球が大量に出ると、一目で分
かる血尿となります。尿潜血は、尿に試験紙を入れて化学反応で調べます。この検査が陽性の場
合、膀胱炎、腎臓や尿管の結石、腎臓・尿管の病気や腫瘍などが疑われます。 |