答え:
肝機能障害は平成7年度の定期健康診断受診労働者(1133万人)の13%に認められます。
某生命保険会社で、肝機能障害の内訳を調べた結果、6割が酒の飲み過ぎ、3割が食生活の乱れによる脂肪肝、あとの数%が肝炎ウィルスによるものでした。
この人は、まず肝炎ウィルスのB型やC型があるかどうかを、血液検査で調べます。
それから、腹部エコー検査をして脂肪肝かどうか調べます。
この検査は音波を使うので何らの苦痛もありません。
胆石、肝硬変、肝臓がんの有無も同時にわかります。
この人は太っていませんが、おそらく脂肪肝と思われます。
夕食が遅いと昼食からの餓鬼状態が長いため同量のカロリーでも体に蓄積されやすくなります。
また、アルコールが入ると肝臓では、脂肪を燃やすよりもアルコールの代謝の方を優先するので中性脂肪が溜まり易くなります。
γGTPが上昇してますが、これは長期間にわたる飲酒によるものです。
γGTPが存在する場所は、肝細胞の中でアルコールを処理する工場内にあります。
20年近く飲酒していると処理工場が大きくなります。
これは決していいことではなく、肝臓が大事な仕事を犠牲にしてアルコール処理に没頭していると考えてください。
いづれ破綻がきて悪化します。気をつけてほしいのは、肝臓は死ぬまぎわまで無症状です。
では、どうすればいいのでしょうか。
夕食が遅くなるときは、6時頃軽食を食べ9時過ぎの夕食は量を控えてください。
酒は飲まない日をつくると脂肪肝は著しく改善します。
できるだけ定刻に帰る日をつくり1回40分、週4回の散歩をしてください。
適度の運動は脂肪肝を改善します。
肝臓が良くなると、もっと力がみなぎり好奇心がわいて日々の生活が楽しくなります。 |