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乳がん検診の詳しいご案内

当クリニックではピンクリボン運動の一環として毎年10月に『乳がん検診キャンペーン』を行っております。
実施状況詳細につきましては、こちらをご覧ください。

乳がん検診を受けましょう

『乳がんはまだまだ他人事』と思っていませんか?

今、日本人女性の11人に1人が生涯の間に乳がんにかかるといわれています。
乳がんによって亡くなる方も年々増加して、今では女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因のトップとなっています。
乳がんの発生は、20歳過ぎから認められ40歳代後半から50歳代にピークを迎え、その後少し減少しますが、依然発生率は高いままです。
年だからもう検診を受けなくても大丈夫ということはありません。また若いからといって油断はできません。乳がんは何歳でもかかる可能性があるのです。
乳がんの年齢階級別罹患率

早期発見なら95%が治るといわれています。

残念ながら、現在乳がんの予防法はありません。しかし早期発見であれば95%の人が治癒します。乳がんは決して怖い病気ではありません。
早期発見のためにセルフチェックや定期的な検診が大切なのです。

マンモグラフィについて

乳がん検診の検査の1つであるマンモグラフィは、乳房のエックス線検査です。
乳房は柔らかい組織でできているので、専用のレントゲン装置を使って撮影します。 マンモグラフィでは視触診ではわからないような小さなしこりや早期乳がんのサインとなることもある石灰化を鮮明に写し出すことができます。

検査の方法は、左右の乳房を片側ずつ圧迫板という透明な板で強めに押さえ、平たく引き伸ばして撮影します。 圧迫することで、乳房の厚みを均一にし、乳腺の重なりを防いで診断に必要な良い写真を撮る事ができます。また圧迫して乳房を薄くすることで放射線被曝を減らすことができます。圧迫する時に痛みを覚える方もいらっしゃいますが、乳房を強めに押えて均等に圧迫する事は、良い検査・良い写真のためにとても重要なことです。やや強めに押えますが、一定以上の圧力はかからないような設定になっていますのでご安心ください。

マンモグラフィ

マンモグラフィ画像
マンモグラフィ画像

乳房超音波検査について

乳腺超音波検査は超音波(エコー)を使った検査です。
診察台の上に仰向けになり、皮膚にゼリーを塗って機械(プローブ)をあてて乳房の内部を観察します。 超音波検査は、乳腺の中のしこりを写し出すのに優れており、乳腺密度の高い高濃度乳房の方に適している検査です。
超音波検査機

乳腺超音波画像
乳腺超音波画像

マンモグラフィと乳房超音波検査の違い

マンモグラフィ 乳房超音波検査
メリット ♡石灰化の抽出にすぐれている

♡検診を継続して受診することにより、40歳以上の乳がんの死亡率が減少することが科学的に証明されている

♡乳腺の全体像をとらえやすく、過去の画像と比較しやすい

♡小さなしこりを見つけやすい

♡乳腺が発達している人や若年層(40歳未満)でもしこりが発見しやすい

♡しこりの質的診断をしやすい

♡検査による痛みや、放射線の被曝がない

デメリット ♠️痛みを伴うことがある(※1)

♠️乳腺が発達している若年層の乳がんが見つけにくいことがある

♠️少なくても被曝する(※2)

♠️検査する人の技術の差が出やすい

♠️がん以外の良性の所見も見つかりやすく、精密検査になる可能性が高くなる

♠️石灰化の評価がしづらい

♠️検診でも有効性(乳がん死亡率減少効果)がまだ証明されていない(※3)

訳注:※1 マンモグラフィによる疼痛は個人差があります。また、月経周期の時期でも痛みの感じ方は異なります。検査をするときは月経開始後一週間くらいで乳房のはりがない柔らかい状態の時がお勧めです。
※2 X線検査なので放射線被曝はありますが、乳房だけの部分的なものです。1回の撮影で受ける放射線の量は東京ーニューヨーク間を飛行機で往復するときに浴びる自然放射線(宇宙線)と同じくらいで心配ありません。
※3 乳がん検診での乳房超音波検査の有効性評価については、現在厚生労働省の研究班が検証を行っています。

❃当施設のマンモグラフィ撮影及び乳腺超音波検査は女性技師が担当致します。
検査についてご不明な点などございましたらお気軽にお尋ね下さい。

月に1回セルフチェックをしましょう

乳がんは自分で見つけられることもある癌と言われています。正しい自己検診(セルフチェック)の方法を身につけて、月に1回チェックするようにしましょう。自己検診を続けることで、ふだんとは違う乳房の変化に気づくことができます。
セルフチェックの詳しい方法については、こちらから

高濃度乳房について

乳がんの死亡率減少効果が科学的に証明されている乳がん検診は、現在マンモグラフィだけです。マンモグラフィでは、乳腺は白く脂肪が黒く写りますが、乳がんなどの病変も白く写るために乳腺が多く脂肪が少ない「高濃度乳房」の人では、白い乳腺の陰に病変が隠れてがんが見つかりにくいという傾向があります。今後当クリニックにおいても、高濃度乳房を含めた「乳房の構成」について受診者の方にお知らせするかどうかについては、国の指針に沿って取り組んでいきたいと考えています。
❀ 厚生労働省が一般公開している「高濃度乳房について」の資料は、こちらから

精密検査と言われたら

検診の結果、異常が見つかったら『精密検査が必要です』というお知らせが届きます。しかし、必ずしも乳がんというわけではありませんので必要以上に心配なさらないで下さい。日本の乳がん検診では、1,000人がマンモグラフィを受けると50人~80人精密検査が必要となり、その中で乳がんと診断されるのは2.5です。精密検査のお知らせと一緒に紹介状も同封しますので、必ず乳腺外来を受診して下さい。検診で撮影した画像データが必要な場合は、事前にクリニックにお問い合わせ下さい。何か分からない事がありましたら、下記までご連絡下さい。

医療法人社団 新町クリニック 健康管理センター
青梅市新町3-53-5
電話:0428-31-5314(問い合せ専用)
メール:toiawase@shinmachi-cl.com

参考文献

    • 国立がんセンターがん情報サービスより「がん登録統計」
    • 平成30年度東京都乳がん検査従事者等講習会資料
    • 医療被ばく説明マニュアル