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「ストレスチェック」

みなさん、おはようございます。所長の神應です。

10月になりましたね。これから年末にかけてストレスチェックで高ストレスと診断された方のうち希望者の面談が増えてきます。

「チームトータリスト」のみなさんは、ストレスチェックにどんなイメージをもってますか?今日は一緒に考えてみたいと思います。まずは、この仕組みの背景を知っておく必要があると思います。戦前、感染症で命を落とす人が多かった日本は、戦後、働くことで体を壊していた時代へ突入しました。そのため労働安全衛生法で作業環境による害がないようにとメスが入ります。その後、寿命が延びるとともに脳卒中が増え、高血圧が悪いという話で労働者の健康診断が義務付けられました。このおかげで我々の仕事は成り立っているというわけです。さらにがんで死ぬ日本人が一番多くなり、その早期発見のために人間ドックが広まり、その後、過重労働時間が問題になり労働時間のチェックが行われましたが、働く人のメンタル問題にもメスを入れなければということでストレスチェックが入ったという背景があります。

この流れを理解すれば、ストレスチェックを受けないというのは日本で働くということを放棄しているといっても過言ではないでしょう。様々な理由で受けない方がいるようですが恥ずかしいと思ってください。

そして、お上としては、問題点を探すということしか仕組みとしては提供しにくいという背景を理解しないといけないのでしょう。ストレスチェックで高ストレスと認定された人は、メンタル疾患と認定された感じがしてなんか後ろめたい気分になっている人もいることでしょう。そんな見方もできますが、本来のストレスチェックの意味合いは違うのだと感じています。会社の仕組みとして、困っている職員をほっとかないという仕組み作りをしたと思っていただければ嬉しいです。

ストレスチェックでは、受けた方の10%が高ストレスになるように設定されています。100人受ければ10人前後が高ストレスになる設定なのです。実際見ているものは簡易の57項目では、「心身のストレス反応」、「仕事のストレス要因」、「周囲のサポート」、「満足度」の4つに大きく分かれます。そして、「心身のストレス反応」に関する項目の評価点の合計が高い者、「心身のストレス反応」に関する項目の評価点の合計が一定以上であり、かつ「仕事のストレス要因」及び「周囲のサポート」に関する項目の評価点の合計が著しく高い者が高ストレスと診断されるロジックになっています。

ということは、高ストレスと診断されても仕事が原因ではない方もいらしゃるというわけです。ただ体調的にはつらい状態であることは言えると思いますので、まずは社内のしかるべき人と面談をして今後の方向性を相談するチャンスを得られたと思ってもらうといいと思います。

この面談では、3つのことを考えることが多いのだと思います。

①セルフケア

②ラインケア

③スペシャルケア

の3つです。

自分でできること、組織でやるべきこと、緊急手段として特別にやることと言い換えられるでしょう。

大きな問題がある方は、スペシャルケアを行うことになるでしょうし、高ストレスでも大きな問題のない方には、マイナス減らしではなくプラス増やしの視点を中心にセルフケアを行い、その組織としていい方向になるようなラインケアを相談する。「チームトータリスト」のみなさんに分かりやすく言えば、高ストレス面談は、職員個人が入り口の職員全体、お客さんへの元気度アップキャンペーンです。手を上げてくださることで手を上げたみなさんのみならず、周りの職員、お客さんの元気度が上がるものになっています。

実際の高ストレス者との面談では、今までと全く変わらなかったけど今までがストレス高かったと気づきましたという方や、前はしっかりできていたのに大事なことを忘れていましたと気づいて涙する人、仕事辞める踏ん切りがつきましたという方がいたり(笑)様々ですが、仕事の時間中に産業衛生の専門家と会社のお金で相談できるというものを使わない手はないのだと思います。

「チームトータリスト」のみなさん、ストレスについて今一度考えるきっかけにしてみましょうね!

 

 

 

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